エアコンクリーニングをする前に
プロが行うエアコン洗浄は専用の道具を使用します。
ホームセンターやドラッグストアには、エアコン洗浄のスプレーが販売されてますが
プロが使用する道具は、見かけることがありません。
ご自分でエアコンを洗浄する場合には、外側の化粧カバーやフィルター部分が安心です。
さらにアルミフィン(熱交換器)や臭いや汚れの元となる送風ファンを洗浄するのは
いささかハードルが高くなりますね。
エアコンクリーニングは水を使用します
実はエアコンを洗浄している時間はそれほど長くありません。
専用の洗浄機を使用すればあっという間に終わってしまいます。
作業のほとんどは「養生」に費やされます。
まずは、エアコンの下にある家具や荷物などを移動し脚立を置く場所を確保します。
簡単にどかせるものならよいですがTVなどの大型家電や壁に直付けの棚があると
苦労しますね。
床には防水の作業マットを使用します。
ドライバーやビスなどを上から落としたときの傷防止のため厚手のキルティングマットを使用することもあります。
また洗浄剤や水の飛散防止のために、
エアコン洗浄シート(カバー)や壁養生シートなどを使用します。
水や洗浄剤が飛散すると痕が残る場合があります。
特に和室で塗り壁の現場は最新の注意が必要です。
壁は一度変色すると元には戻りません。
エアコンがきれいになっても養生不足でクレームになったら目も当てられません。
エアコンクリーニングは養生が大事
エアコン洗浄に慣れてくると壁の養生を特にしないと言われる方もいらっしゃいます。
また専用のカバーも使用しないで洗浄される方もいらっしゃいますね。
それぞれの方法で洗浄すればよいと思います。
しかし、お客様の目線から見るといかがでしょう。
いくら洗浄のプロで慣れているらと言って、あまりに簡単な養生だけの状況で
洗浄機を使用していたらハラハラドキドキものです。
少なくとも私は、初めてお願いするエアコン洗浄の業者さんが、
壁養生や専用のカバーをしていなければ不安で片時も目が離せないと思います。
専用の道具を使用し、お客様に安心感を与える「魅せる作業」もプロの仕事といえるのでは
ないでしょうか。
防水作業マット、エアコン洗浄シート、壁の養生をお忘れなく。