エアコン洗浄:1に養生2に養生

エアコン洗浄とは

プロのエアコン洗浄は、前面の化粧カバーを外し、アルミフィンと送風ファンを専用の洗浄機で水洗いします。部屋の中で水を使用しますので作業をする方は細心の注意をもって作業することとなります。また、お客様もどのようにエアコンを洗浄するのか興味津々で作業を凝視することでしょう。水が部屋の中に飛び散らないかドキドキしているかもしれません。そのような緊張感漂う中の作業です。最初から洗浄機の圧力が高すぎると水が勢いよく出ますので気をつけて下さい。

洗浄機の圧力は、洗浄するエアコンにもよりますが5キロ程度が安心です。手のひらに当てて痛いようでは強すぎだと思いますね。ただし、作業する方の経験や汚れ具合によっても変わってきますので、ベストな圧力を見つけて下さい。

エアコン洗浄のトラブル

エアコン洗浄のトラブルで多いのは、大きく分けて機械の故障と水飛散によるシミ、汚れです。機械故障は、電装部分の養生が不十分によって水をかけてしまったり、ロボット部分の取付不良、養生不足などが報告されてります。電装部分が水で濡れている状態で電源を入れるとショートすることもあります。作業後は充分乾燥させた後に電源を入れて確認して下さい。電気部分はタオルなどをあて、さらにマスキングテープでカバーするとよいです。

ロボット付エアコンの洗浄は、各メーカーごとに取扱いが異なります。共通の方法はありませんので慣れたいただくしかないですね。また洗浄マニュアルのDVDもご用意しておりますのでご興味のある方は、ご検討してみて下さい。

水飛散によって壁や床に痕が付いてしまった、変色したという事例もございます。和室などで塗り壁だと水が染みこんでしまい元に戻すのが困難となります。ビニールクロスの壁ですとすぐに拭取れば大事に至らないです。床もコーティングされた床ですぐに拭取ることができればよいですが、染みこんでしまう素材だと、やはり原状回復するのが困難ですね。また工具を落として床が傷ついたというクレームもございます。

養生の重要性

エアコン洗浄は、部屋(個人の生活空間)の中での作業となります。作業時間のほとんどは、洗浄できる場所(足場)の確保と養生です。家具などを移動し、エアコンはもちろん、壁、床の養生をしっかりすることで安心して水作業をすることができます。完璧な養生ができれば80%以上成功ではないでしょうか。壁や床の養生を軽視すると前述のトラブルにつながることもございます。特に壁の養生はしないという方もいらっしゃいますが、お客様に対するアピールのためにも是非お願いしたいとことですね。

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