今日の洗浄機修理:12年前のコンパクト洗浄機

コンパクト洗浄機の症状

コンパクト洗浄機の修理依頼です。12年前に販売した洗浄機で当時の品番はES-15Kでした。現在こちらの品番は、皆様ご存知のES-18Kにアップデートされております。現物を確認したところ随分丁寧にご使用されておりますね。ただ、オーバーホールなどはこの間一度もなされていないとのことです。

症状『噴霧水圧が弱い』

それでは実際に見ていきましょう。水圧が弱い場合は、ほとんどがピストン部分の摩耗となります。最初に作動させてみると、少し異音がするのと、水圧が弱いことが確認できました。

整備工程

本体のケースを取り外します。

画像の金色の部分が吸水と噴霧の部品になります。こちらを分解します。

パッキンケースの中には、水垢、洗浄剤の残りでしょうか、べったりと汚れが付着してました。吸水、噴水のバルブ部分も同様です。すべて分解して水洗い洗浄しました。吸水弁は中にバネ、ベンザ、ベンなどの部品がありますが、こちらも状況によっては交換が必要になります。今回はすべて確認しましたが、交換の必要はありませんでした。消耗品のゴムパッキンは交換します。

洗浄機のモーター部分の故障となりますと、モーター交換となりますが、部品取寄せになりますのでかなり費用がかかります。モーターがだめになったときは思い切って交換がおすすめです。

点検完了

分解、洗浄し組み立てしました。テストしたところ、異音はなくなり、手が痛いほどの十分な水圧で噴霧することができました。当社で販売している洗浄機は、消耗品などはすべて在庫しておりますので迅速に整備しお送りすることができます。

今日のES-15Kの整備代 金6,500円(部品代別途)となりました。