エアコンの構造
エアコン洗浄で、壁に取り付けた状態で洗浄する部分は、前面のアルミフィンと送風ファンになります。取り外した化粧カバーやフィルターも別途洗浄します。前面のアルミフィン(銀色の部分)ですが、最近は、山型の形状で壁側の奥までありますので、前面に出っ張った形のエアコンが主流です。
前面部分のアルミフィンを洗浄したときの廃水は、アルミフィンの下部に設置されているドレンパンで受けて、ドレンホースを伝って室外に排出されます。ドレンパンで受けれない廃水や、送風ファンを洗浄したときの廃水は、専用のエアコン洗浄シートのホースを伝って排出されます。
室内のエアコン洗浄シートのホースと室外のドレンホースには、ポリタンク、バケツなどを置き、廃水を受けるように予め準備しておきます。室内は当然のことですが、室外のバケツ等を忘れることがございます。
エアコン洗浄は、アルカリ性の洗浄剤を使用しますので、ドレンホースから廃水が流れ出すと、周囲の草木が枯れるおそれがあります。廃液は、中和処理し、所定の方法で処分することとなっておりますので、ご注意下さい。
廃水処理
アルカリ性の廃液を廃棄するには、中和剤を使用し、中和処理する必要があります。中和剤を所定の量入れ、リトマス試験紙でPHを測ります。アルカリ性は、紫色のような濃い色になります。中和され中性になると緑色に変わります。PH7が中和の目安です。
洗浄剤メーカーから各種洗浄剤が販売されております。多種多様ございますのでいろいろと試してみるとよいでしょう。洗浄力が高い洗浄剤は、取扱いにも注意が必要です。マスク、ゴーグル、手袋でご自身もしっかりガードすると安心です。
ドレンホースの確認
ドレンホースは室外機付近に出ております。エアコン洗浄をしたときは、最後の仕上げとしてドレンホースクリーナーを使用し、ホース内の詰まりを解消させます。
使い方は簡単です。ドレンホースクリーナーの先端をドレンホースの口に装着し、取っ手を引きます。一度引いたら、ドレンホースクリーナーをホースの口から離し、取っ手を押し込みます。ドレンホースの口に装着したまま、押し込むと室内に逆流しますので、1回1回、抜き差しを繰り返してください。
ドレンホースそのものも直射日光によって、劣化し、触るとポロポロと砕けるようになります。砕けてしまっても、エアコンの作動には問題ありませんが、ホースが劣化して硬化しているような場合には、あえて触らないようにした方がよいかもしれませんね。
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