スタッフのYです。いつもエアコンカバーサービスのホームページをご覧いただきありがとうございます。
6月になりました。エアコンクリーニングもハイシーズンに入り、連日ご注文、お問い合わせ、洗浄機の修理ご依頼をたくさんいただいております。ありがとうございます。
本日は洗浄機修理のご紹介です。
鳥取県のM様からコンパクト洗浄機ES-15K*をお預かりしました。お知り合いから譲り受けたこの洗浄機、吸水時に水を吸い上げなくなったとのことでした。
見た目は新品に近いキレイな洗浄機です。
ホースやノズルなどのパーツをセットして電源を入れてみます。
確かに電源は入り音はしますが、水の吸い上げが悪いです。
ノズル先端を分解してみると・・・・洗剤の残りかす?か、カルキ?のような白いものが内側についていました。ノズルの先端にゴミが詰まっていると吸い上げが悪くなります。
それを取り除くと・・・・きちんと水を吸い上げるようになりました。
これで吸水は正常に戻りましたが、さらにパワーアップさせるために、戻り水(余水)が少なくなるようにセッティングしました。
余水ホース口を分解し、ワッシャー2枚を追加します。
これで余水が少なくなり、噴霧ホースにたくさん水が回るようになりました。
あとはオーバーホールです。
本体のクランクケースを開けてベアリングの周りに充填されているグリスを確認します。こちらの洗浄機はほとんどグリスの減りや偏りもありませんでした。
回転がスムーズになるようグリスをベアリングにまんべんなく充填しました。
そして、吸水口、噴霧口に詰まりがないか確認、ゴミの詰まりを取り除きました。
そして、各部分のネジをしっかりと締め直してオーバーホール完了。生まれ変わったように勢いよく水が出るようになりました。
洗浄機を使い始める際、電源を入れたらまずはレバーコック(ノズルについている黒いグリップ部分)を握ります。そうすることで空気が抜けて水を吸い始めます。しばらくするとノズルから水が噴霧されます。
M様には事前にメールでお問い合わせをいただき、症状を伺っておりましたので、修理内容とお見積りをお電話でお知らせしてご了承いただき、元通りに直った洗浄機をお送りいたしました。これでまた何年も活躍してくれることと思います。M様、ありがとうございました。
*こちらのES-15Kは廃番となっております。( 昨春に廃番となったES-18Kの旧タイプです。)ES-15KもES-18Kも修理は承っております。
ハイシーズン中の洗浄機の故障は困りますね。少しでもおかしいな?と思ったら、まずはお問い合わせください。ホームページ・オンラインショップの「修理お問い合わせフォーム」またはお電話でお願いいたします。折り返しご連絡いたします。お電話での対応ですぐに直ることもございます。3年以上お使いの場合は一度オーバーホールされることをお勧めします。定期的にメンテナンスすることで、洗浄機が長く元気に活躍し続けてくれます。
お預かりした洗浄機が弊社で直せない場合(主にモーター本体に問題があることが多いです)、メーカーに修理見積を依頼することができます。お預かりした洗浄機をメーカーにお送りして見積を出してもらいますので、修理する・しないにかかわらず見積点検料がかかります(4,500円・送料込み)。必ずお客様にご了解をいただいていからメーカー修理見積となります。ご承知おきください。
それでは皆さま、今週もお元気にお過ごしください。